福岡県警は1日、北九州市小倉南区上吉田4の吉田川にかかる猪ノ口橋近くと周辺から白骨化した女性の切断遺体が見つかったと発表した。県警は死体遺棄事件とみて小倉南署に捜査本部を設置。2日に司法解剖して死因や身元などを調べる。

 県警によると、9月30日午後4時半ごろ、猪ノ口橋下流で「人の骨のようなものを見つけた」と近隣住人から110番があった。警察官が確認したところ、橋の下流約10メートルの川の中から人の頭蓋骨(ずがいこつ)を発見。さらに周辺を捜索すると1日になって川岸の斜面の草むらから複数の人骨が見つかった。ほぼ全身の骨がそろっているという。

 骨には切断された形跡があり、同一女性のものとみられる。死後どのくらい経過しているかは不明。身元の特定につながる所持品や着衣などの遺留物がないかも調べている。

 現場はJR日豊線下曽根駅から北に約3キロの住宅街で、周辺には田畑が広がっている。【宮崎隆】

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