http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171003/k10011166701000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_014

インドとパキスタンが領有権を争っているカシミール地方で、インド側の治安部隊の施設が武装グループに襲撃されて、およそ9時間にわたって銃撃戦となり、兵士1人が死亡しました。

インドが実効支配しているジャム・カシミール州のスリナガルにある空港近くで、3日、銃などで武装したグループが治安部隊の施設を襲撃し、爆発物を爆発させた後、施設の中に突入しました。

治安部隊と武装グループの間でおよそ9時間にわたって銃撃戦が続き、治安当局によりますと、兵士1人が死亡、3人がけがをしました。武装グループ側は3人が死亡し、治安部隊は、付近にまだ武装グループのメンバーがいると見て捜索しています。

インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のうち、インド側のジャム・カシミール州では、ことし8月も、警察の施設が武装グループに襲撃されて8人が死亡し、パキスタンの過激派組織の関与が指摘されています。

去年から相次ぐこうした襲撃事件をきっかけに、インド軍がパキスタンの過激派組織の拠点を攻撃したり、両国の部隊どうしが衝突したりする事態となっていて緊張が続いています。

10月3日 20時20分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171003/K10011166701_1710032100_1710032102_01_02.jpg