0001みつを ★
2017/10/03(火) 23:42:37.91ID:CAP_USER9奈良市の東大寺に建てられていた巨大な塔「東塔」の発掘調査で、塔の周囲に設けられた回廊の跡が見つかりました。調査団は、回廊を備えた塔は珍しく塔の重要性を示す資料だとしています。
東大寺の東塔は、奈良時代、大仏殿の東にあった巨大な七重塔で、平安時代に平氏に焼き打ちされ鎌倉時代に建て直されましたが、その後、火災で焼失したと言われています。
今回、奈良文化財研究所や橿原考古学研究所などの調査団が発掘調査をしたところ、東塔の周辺から、鎌倉時代に造られた回廊の一部と見られる跡が見つかりました。
東塔の回廊は、江戸時代の絵図から、かつて塔を囲むようにあったことが知られていましたが、実際に跡が確認されたのは初めてです。
また、調査では、回廊に設置されていた門、「南門」の跡が確認されたほか、近くから白い土や瓦も見つかっていて、回廊には白壁と瓦屋根があったと見られるということです。
調査団によりますと、回廊を備えた塔は国内ではほとんど例がないということで、東大寺境内史跡整備計画室の南部裕樹室長は「塔の重要性を示す資料だ」としています。
東大寺の東塔跡では今月7日に現地説明会が開かれることになっています。
10月3日 23時17分