神奈川県秦野市で2015年、岩本一正さん=当時(47)=の遺体を薬品で溶かして遺棄したとして、死体損壊や死体遺棄などの罪に問われた松尾亮介被告(41)に、横浜地裁は4日、懲役2年6月(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

 共犯とされた大内正人被告(41)は懲役2年(同2年6月)、中里浩被告(52)は懲役2年6月、執行猶予4年(同2年6月)とした。

 片山隆夫裁判長は「覚醒剤使用の発覚を防ぐために遺体を隠そうとさまざまな方法で損壊しており、死者の尊厳を無視した犯行」と指摘。松尾被告が犯行を主導し、大内被告が損壊方法を提案、中里被告は従属的な関与だったとした。

配信2017/10/4 17:42
共同通信
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