参院選にも番狂わせの歴史がある。
1989年、自民党が惨敗し、非改選議席を加えても過半数を割り込む苦境に陥った。
新聞の世論調査は「自民党後退、社会党躍進」と見通したが、自民の負け幅は予測を超えた。

98年も自民党の惨敗だった。
敗因は前年春の消費税増税(3→5%)、橋本龍太郎首相(当時)の減税発言のブレだった。
当初、自民党は横ばいか悪くても微減??と思われたが、選挙期間中、一貫しない減税発言に首相の迷いが出て暗転。
世論調査の議席予測の下限を突き破る番狂わせになった。