キーロガーでPC情報盗み見る 岐阜の無職男を追送検
2017年10月6日 16時06分

パソコンのキーボードの入力情報を読み取るソフト「キーロガー」が組み込まれたUSB端子を使い、
中学校のパソコンのパスワードを不正入手し、個人情報を盗み見たなどとして岐阜南署は6日、
不正アクセス禁止法違反などの疑いで、岐阜市蔵前7、無職堀竜也被告(30)=窃盗罪などで起訴=を
追送検する方針を固めた。捜査関係者によると、パソコン本体に接続するUSB端子のキーロガーを使った
犯行の摘発は全国で初めて。

捜査関係者によると、堀被告は今年、岐阜市の中学校に侵入。
キーロガーが組み込まれたUSB端子を学校のパソコンに接続し、パスワードを盗み取り、
パソコン内に保存されていた画像を見たり、個人情報を盗んだりしたなどの疑いが持たれている。

キーロガーは、他人のパソコンに電子メールで送り込むソフトウエア型と、
USB端子に組み込んだハードウエア型の2種類がある。
堀被告が使用したとみられるハードウエア型は、日本のネット通販サイトでは削除対象だが、
海外サイトなどを利用すれば入手できる。

堀被告は9月5日、市内の中学校に侵入し、学級通信8枚を盗んだとして逮捕、起訴されている。
捜査関係者によると、盗みなどの容疑を認めており、「中学生くらいの男の子に興味があった」
などと話しているという。

中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017100690160620.html