【ワシントン=三井誠】トランプ政権の宇宙戦略を検討する「国家宇宙会議」の初会合が5日開かれ、議長のペンス副大統領が月面の有人探査を目指す方針を明らかにした。

 ペンス氏は「私たちは月に宇宙飛行士を再び送る」と宣言した。

 米国による人類初の月面有人探査は1969年。ペンス氏は「(月面に)足跡や国旗を残すだけでなく、火星やその先の宇宙探査へ向けた基地を作る」と述べ、火星探査計画を維持する姿勢も示した。ただ、月や火星への探査計画の具体的なスケジュールやコストは明らかにされなかった。

 月面有人探査は2004年にブッシュ政権が提唱したが、オバマ政権が火星探査を優先させるために10年に撤回していた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171006-00050094-yom-int