自民党は6日、衆院選岡山3区での公認候補擁立を見送り、同党の阿部俊子・前衆院議員(58)(麻生派)と、引退した平沼赳夫・元経済産業相の次男で新人の平沼正二郎氏(37)をいずれも無所属で出馬させ、当選した方を追加公認することを決定した。

 両氏は公認を争っていたが、一本化を断念した。党選挙区支部長の阿部氏を党推薦候補とする。

 自民党の塩谷立選挙対策委員長は6日、党本部で記者団に「選挙で戦い、雌雄を決してもらう」と語った。

 これにより、全289小選挙区での自民党の対応が決まった。277選挙区で公認候補を擁立する。東京12区など9選挙区で公明党候補を支援し、山梨2区と埼玉11区では、岡山3区と同様の方式で、2候補を無所属で出馬させる。

 2014年の前回衆院選岡山3区は、次世代の党党首だった赳夫氏に阿部氏が敗れ、比例重複で復活当選した。赳夫氏は15年に自民党に復党した。

http://yomiuri.co.jp/election/shugiin/2017/news1/20171007-OYT1T50012.html