産経WEST2017.10.7 12:45更新
http://www.sankei.com/west/news/171007/wst1710070043-n1.html

衆院選は10日の公示が迫り、各陣営は選挙事務所の設営や届け出などの準備で忙しい。なかでも慌ただしいのは9月下旬の解散直前に小池百合子東京都知事が設立した希望の党。

解散後に選挙区の“国替え”を強いられたり、政治経験のない立候補予定者が少なくない。「最近まで顔も知らなかったのに」と戸惑いを隠しきれない支援者もいる。

玉突きで国替え

 「今朝は事務作業をしていました」。希望の党公認で奈良2区から立候補を予定している新人、松本昌之氏(34)は7日朝、JR法隆寺駅前(奈良県斑鳩町)での街頭演説を早めに切り上げ、選挙事務所で公示に向けた準備を進めた。

 東京大法科大学院を修了した弁護士だが政治経験はない。立候補も急に決まった。小池氏傘下の政治塾に入ったのが9月16日。希望の党の若狭勝氏から出馬の打診を受けたのが19日で、入塾から約1週間後の23日に出身地の奈良2区を提案され決意した。

 希望の党への合流を決めた民進党本部から「奈良2区の公認は松本氏」と連絡を受けた民進奈良県連は揺れた。県連幹部ですら「どこの誰なのか顔も知らなかった」。

 そもそも奈良2区では、元参院議員、前川清成氏(54)が民進から立候補する予定だった。しかし希望の党側は松本氏を優先、前川氏は3区への国替えを余儀なくされた。もともと3区を予定していた新人は出馬を断念した。

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