共産党の志位和夫委員長は8日、衆院選(10日公示−22日投開票)の249選挙区で立憲民主党、社民党との間で候補者を一本化したことを明らかにした。このうち共産党の候補者は206人となる。都内で記者団に語った。

共産党は全289選挙区のうち263選挙区で候補者擁立を決めていたが、3日の立憲民主党結党後に67選挙区で候補者を取り下げた。7日には希望の党公認で出馬予定だった民進党出身の原口一博元総務相(佐賀1区)が公認を辞退し、無所属での立候補を表明したため、共産党は佐賀1区の候補者も取り下げた。

民進党の前原誠司代表は党代表選で共産党との選挙協力について見直しを明言していたが、志位氏は「結果として立憲民主党という流れができたのは野党勢力全体にとってよかった。躍進を追求したい」と語った。

配信2017.10.8 15:59更新
産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/news/171008/plt1710080082-n1.html