>>358

元論文が見つかったので貼っておきます。

ボン大学とヘブライ大学の研究

研究者らは若年層(生後2ヶ月)と成熟層(同1年)、老年層(同18ヶ月)の
3種類のマウスを対象に実験を行い、成熟層と老年層に於いて脳の若返り、
認知機能の向上を確認している。

元論文の概要を翻訳して貼っておきます。

A chronic low dose of Δ9-tetrahydrocannabinol (THC) restores cognitive function in old mice
http://www.nature.com/nm/journal/vaop/ncurrent/full/nm.4311.html

Δ9-テトラヒドロカンナビノール(THC)の長期にわたる低用量施用は、
老齢マウスの認知機能を復元

この実験では、Δ9-テトラヒドロカンナビノール(THC)の長期にわたる低用量施用は、
生後12か月、18か月マウスの老化に関連する認知性能低下が逆転したことを示唆する。

この行動効果は、シナプスマーカータンパク質の発現亢進と海馬脊椎密度の増加を伴っていた。

THC治療は、12ヶ月を経過したマウスがTHCを摂取しなかった生後2ヶ月のマウスに似た
海馬遺伝子転写パターンを復元した。

彼らの抑制はTHCの有益な結果を妨害したので、THCの転写効果はグルタミン酸作動性の
カンナビノイド受容体(CB1)のヒストンアセチル化に極めて依存していた。

したがって、老齢個体のシグナリング復元は、老化に関連する認知障害を治療するための
効果的な戦略である可能性がある。