大津市教育委員会は10日、本年度に市が採用した中学校の嘱託養護教諭(36)について、教員免許の有効期限が切れていたため採用を無効にした、と発表した。市教委が確認を怠っていたという。

 同教諭は本年度、子どもがいじめなどの相談をできるよう保健室に配置するため、市が独自に採用した。市教委によると、同教諭は2004年に中学の社会科などを、10年に養護教諭の免許を取得。規定で今年3月末が有効期限だったが、教諭が勘違いして更新手続きせず、市教委は採用時、免許の有効期限を点検しなかったという。

 市教委は「教員採用が初めての部署で確認の必要性があることを知らなかった」とし、中学校の生徒と保護者には文書で通知するという。

配信2017年10月10日 22時50分
京都新聞
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