――(もし)ティラーソン国務長官が訪朝した際には、北朝鮮はアメリカに何を求めるのか?

「求めることは、主に2点だ。
第一に、わが国を核保有国と認定すること。
米帝やロシア、中国、フランス、イギリスのいわゆる5大国、それにインドやパキスタンまで核保有国と認められているのに、わが国だけダメというのは、どうしても納得できない。
わが国は自衛の手段として、どうあっても核保有国として生きていく。
そのことを認めてもらわねばならない。
もう一点は、わが国と米帝とで、朝鮮戦争の休戦協定に代わる平和協定を締結することだ。
平和協定の締結に向けて当事者同士が行動を起こすことこそが、朝鮮半島の平和への早道なのだ」
(週刊現代 2017年10月14日・21日号)より