佐賀県武雄市教委は10日、市図書館・歴史資料館の運営について、来年度以降の5年間も現在の契約先のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に委託すると発表した。

 12月の市議会定例会で関連議案を提出し、可決されれば正式決定する。

 CCCはレンタル大手「TSUTAYA」(ツタヤ)の運営会社。同社が指定管理者となった2013年度以降、年中無休の開館やコーヒー店「スターバックス」の入居で注目を集め、来館者は大幅に増加している。

 今年度が1期目の契約の最終年度となっていた。利用者へのアンケート結果で満足度が高いことや、有識者からも運営について高い評価を受けたことを踏まえ、市教委は事業者を公募せずにCCCを再び指定管理の候補者に選んだ。

 今月1日にオープンした隣接のこども図書館と一体で管理を委託する。指定管理料は年間で1億8000万円を上限に設定している。

http://yomiuri.co.jp/national/20171010-OYT1T50100.html