気象庁は11日、南米ペルー沖で海面水温が平年より0・5度以上低くなる「ラニーニャ現象」が秋から冬にかけて発生する可能性があると発表した。

発生すれば、日本では今冬、低温になる恐れがあり、世界各地で大雨や高温などの異常気象となる可能性がある。

同庁によると、南米ペルー沖の監視水域では、9月の平均海面水温が24・2度で、過去30年の平均より0・8度低かった。今後、海中の冷たい水が海面に上がってさらに海面水温が下がる可能性がある。

ラニーニャ現象は前回、2010年夏から11年春に発生。この際、日本では10年夏に記録的猛暑に見舞われた。

2017年10月11日 19時10分
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171011-OYT1T50078.html?from=ytop_main7