>>275
例えば、伸び率が低いからといっても、必ずしも歩留まりが悪化するとは限らない。
伸び率が高い方がシワが発生したりすることもある。
プレスでいえば、金型の形によって最適な伸び率というものが存在するけど、
JIS規格なんて範囲が広過ぎて最適な材料を指定するなんてできない。
加工後の強度からいえば、A規格がベストなんだが、加工のしやすさからいえばB規格が最適だけど、
B規格では強度が足りないから歩留まりを我慢してA規格を使ってるなんてことも多い。
A規格の強度でB規格の加工性の材料」と、汎用品でない規格を特注すると価格が跳ね上がるから。
そこで、A規格なのに、B規格並みの加工性の材料ができてしまったとして、
加工性を示す特性値をA規格に適合するように改ざんしたとしても誰も困る人はいない。