「うめきた」2期 2024年夏まち開き

JR大阪駅北側の「うめきた」2期区域(大阪市北区、約16ヘクタール)の開発について、市は3日、2024年夏にまち開きを目指す工程を公表した。

JR東海道線支線の地下化工事に伴う新駅整備や、再生医療拠点の整備を目指す中之島地区(同区)との調整などから開発事業者の公募開始が遅れ、22年ごろから順次まち開きするとしていた当初計画よりずれ込む。

 市によると、13〜14年に実施した1次コンペの優秀提案者20社・グループを含む民間事業者を対象に、地権者の都市再生機構(UR)が開発事業者を公募する。

開発条件の説明などを経て今年冬に募集を始め、18年夏に決定。24年夏には大半のまち開きを目指す。全体の完成は27年春の予定。

 事業者公募は16年度に始める予定だったが、JR西が整備を進める新駅の23年開業後、地上の線路撤去に1年程度かかることなどを考慮した。

大阪府・市と経済界が開設を目指す中之島地区は最先端医療の拠点とし、うめきたは新産業の創出拠点と位置づける。

 吉村洋文市長は「25年に万博誘致を目指し、24年にまち開きできるのは相乗効果がある」と話した。

 うめきたは、旧国鉄梅田貨物駅の跡地約24ヘクタールの開発区域で、東側の1期区域にはグランフロント大阪などがある。


うめきた2期区域の開発スケジュール

2017年9月ごろ 事業者に開発条件など説明

     冬    事業者の公募開始

  18年春〜夏  提案内容を審査

     夏    事業者決定

  23年春    うめきた新駅開業

  24年夏    大半でまち開き

  27年春    全体が完成


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