世界の都市格付け、東京3位維持 文化・交通で点伸ばす


10/12(木) 19:02配信

 世界の主要44都市の経済力や住みやすさなどを総合的に格付けする「世界の都市総合力ランキング」の2017年版
で、東京は昨年に続いて3位に入った。ディベロッパー大手の森ビルが設立した森記念財団が12日発表した。
1位ロンドン、2位ニューヨークなど、上位陣の顔ぶれは変わらなかった。

 ランキングは、「文化・交流」「交通・アクセス」「経済」などの6分野から、「海外からの訪問者数」
「GDP」「賃金水準」といった70指標を選んで点数化。2433点満点で評価する。

 東京は08年のランキング開始以降4位が続いたが、訪日外国人増を受けて昨年、初めて3位に浮上。
今年は「経済」分野で市場の魅力や市場規模の点数などが減り、この分野で11年から守ってきた
1位から4位に後退したものの、「文化・交流」「交通・アクセス」分野で点数を伸ばし、順位を保った。

 調査責任者の市川宏雄・明治大公共政策大学院ガバナンス研究科長(都市政策)は、
「2位のニューヨークとの差は縮まっており、今の点数の伸びが続けば2年後には追い抜く。
東京の魅力を増す施策が進めば逆転はありえる」と話した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171012-00000072-asahi-soci