<参考図書> 杉浦生  「警察署の内幕」  講談社

著者は、福岡県警に25年間勤務し、警部で退職した警察官。

白バイ等は、人気のない脇道で駐車しエンジンをかけ、車輪を「空で回転させている事」がある。
車輪が回転すると、走行距離のメーターが回るので「それだけ、巡回パトロールした事になる」。
実際には警官は、仕事をサボリ、遠くの空をボンヤリながめていたりする。
この場合、白バイは実際には走っていないので、ガソリンの消費は少ない。
実際に走った場合との「差額分のガソリン」は、白バイの燃料タンクから「抜き取られ」
警官個人の「自家用車の燃料タンクに補給される」。明らかな窃盗犯罪である。
これを行っていない警官など「居ない」と、交通課の現場指揮権を握っていた警部本人=著者は言う。