取り締まりにも都市間格差?! 悪質な自転車運転に交付される「赤切符」(交通切符)。違反内容によっては起訴され、懲役や罰金刑を受けることにもなる。今年上半期(1〜6月)の交付状況を都道府県別でみると、0〜1991件と対応がくっきりと分かれた。警察庁への取材を基に自治体ごとの取り締まり状況をまとめた。

 半年間の交付総数は計6685件。都道府県別の最多は兵庫(1991件)で、2番目に多い大阪(1603件)と合わせると全国の半数を超える。東京(914件)▽愛知(522件)▽埼玉(425件)▽神奈川(363件)▽京都(356件)▽福岡(298件)−と続き、上位8都府県で全体の97%だ。

 一方、1件もない「交付ゼロ」は、青森▽岩手▽秋田▽山形▽福島▽茨城▽栃木▽群馬▽長野▽富山▽福井▽岐阜▽三重▽滋賀▽和歌山▽鳥取▽島根▽山口▽徳島▽長崎▽大分▽沖縄−の22県。このうち群馬、長野、三重、山口、長崎、沖縄の6県は14〜16年の3年間、一度も赤切符が切られていないことも判明した。

 その他の自治体では、10件以上が静岡(93件)▽千葉(39件)▽熊本(14件)▽北海道(13件)▽岡山(12件)−の5道県。1〜10件は宮城▽新潟▽山梨▽石川▽奈良▽広島▽香川▽愛媛▽高知▽佐賀▽宮崎▽鹿児島−の12県だった。(石川 翠)

配信2017/10/13 07:00
神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201710/0010639105.shtml

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