https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171013-00000010-jct-soci

群馬大学が2017年10月11日に同大大学院保健学科研究科の江本正志教授(56)を
5日付で懲戒解雇処分にした、と発表するとネット上でどよめきが起こった。

解雇の理由はSNSを使った大学や学生への誹謗中傷と論文の実験データの改ざんだ。
元教授はネットでは一時期、超有名人物だったため、大爆笑に包まれたあの「事件」を
思い出す人も多くいる。それから5年以上が過ぎていて、「解雇までが遅すぎる」という
声もあがっている。

■「私は学長です」

元教授を超有名にしたのは12年2月19日のツイッターでのこんなやり取りだ。
放送大学について論陣を張り、この大学は「本当の大学」ではなく、ここを卒業した
大学教授から教わる学生はかわいそうだと切り出した。すると、本当の大学という定義は
何なのか、というリプライがあり、

「放送大学は正式の大学ですが...」

と書き込まれたため、元教授が、

「それが分からないということは、貴方は放送大学出身ですか?そういう質問をすること
自体が、放送大学なんですよ。違いがわからない人間が大学の教授にはなっては
いけないということです」

とバカにしたところ、その相手は、

「私は学長です」

と返した。東大名誉教授で、当時の放送大学学長の岡部洋一さんだったのだ。
元教授はそれに対し何の返答もすることなく、ツイッターのアカウント自体を削除してしまった。
このやり取りでネット上は大爆笑となり、岡部さんは一躍ヒーローに。岡部さんにやり込められ
アカウントを消して「逃亡」した人物は何者だという詮索が始まって、ペンネーム「矢吹樹」として
大学の悪口を書いた単行本「大学動物園」を自費出版している元教授だということが分かった。

過去のツイートには、

「殺したいと思う人間の数が30人を遥かに超えてしまった…。ど、どうしよう…」
「僕も今いる大学のあまりに酷いやり方をマスコミに売ろうかな〜。みなさ〜ん!
僕のいる大学の実態を知りたくありませんか?」

「全く、うちの大学の学生はどうしてこうもバカばっかりなんだろう?がり勉はするけど、
バカで点数が悪いってやつばかり…」

などがあると話題になり、趣味は芸能活動だとし、

「テレビ局のみなさ〜ん。僕の無茶苦茶な人生をドラマにしてもらえませんか?
友達からはちょっとない人生だから、テレビドラマになるって言われているんですが…」
「つんくさん。明けましておめでとうございます。つんく先生にプロデュースして戴きたい曲が
あるのですが、お引き受け戴けませんか?」

といったものも見つかった。

そして、元教授が超有名になったことで、ある疑惑が発見されることになる。
それが、論文の実験データの改ざん問題だ。