昨日のテレビ朝日のサンデーステーションの選挙報道は、
偏向しているというより、制作者側に品性や人の情けと
いうものが感じられない、非常に悪意のある番組構成でした。

昨年、イクメン不倫で話題となった宮崎謙介議員の妻である
新潟4区の金子恵美議員(自民)の選挙活動を取り上げ、
地元のイベントへの挨拶回りをするシーン。参加者の若者が、
取り囲み『けーんすけ!けーんすけ!』と謙介コール
繰り返して、選挙活動中の金子議員が夫に不倫された事を
罵倒している映像を放送しました。

さらに続けて、過去の不倫騒動を紹介して、昨年宮崎氏が
不倫辞職会見で謝罪をするシーンの映像まで、詳しい説明を
入れながら流していたのです。

候補者は仮にも夫に不倫をされて傷付き時間をかけて、
やっと立ち直った側で、この騒動に関して落ち度はありません。
明らかに金子議員を辱めてでも、自民党の印象を悪くしたい
という悪意を感じる編集でした。

これが渡辺謙さんの不倫問題では、南果歩さんが深く傷つき
心の病で今も闘病していると、同情を誘う報道をしていた局の
行う選挙報道かと、開いた口が塞がりませんでした。

おそらく夫の浮気に悩む全国の主婦の方々をも敵に回した
のでは無いでしょうか。実際に私の知り合いはこの件で、
迷っていたが、やはり比例も自民党に入れることに決めた
と言っておりました。           
          
報道の現場での仕事は、もう少し人の痛みや道徳を
身に着けた品格のある人について欲しいものだと思いました。