>>240 >>203 >>212

>>223につづき、これがリアルにw
2012年刊行 漫画『FRONT MISSION DOG LIFE&DOG STYLE』10巻(完)
「エピローグ 「そして日本」」

今回のミッションで、劣勢を挽回した
(近未来日本が、国際平和治安維持武力行使、
集団的自衛権武力行使で参加する)O.C.U.は、
U.S.N.と停戦合意をする。ハフマン島を巡る戦いは、またもや痛み分けとなる。

将来への火種は残ったままだったが、
とりあえず、ようやく訪れた平和を誰もが
喜び合うのだった。
それから一年後…日本に、タミラの姿があった。
"羊飼いの闘い"と呼ばれる極秘潜入作戦の一部始終が、
終戦後、動画サイトに大量にアップされた…

なぜ、そのようなことが出来たのか?その作戦を
一フリーの戦場カメラマンである犬塚が陰で
糸を引いていたのではないのかと言われていた。
それより、日本兵が戦闘に参加した動画が流れた
ことが、日本に大きな影響を与えていた。
あくまで"平和安全法な、後方支援"が建前であるはずの
日本国防軍部隊が秘密裏に実際に戦闘に参加したことが
問題となり、
日本政府には、アジア諸国からかつてない批判が集中
し、さらに、国内では、防衛相など閣僚辞任、
内閣が総辞職のうえ、与野党が逆転する始末。
さらに、戦争のリアルを突き付けられた民衆による
反戦デモが頻発し始める。
とにかく、国民を煽る、犬塚の動画は毒気が強過ぎた。
日本政府、警察は、犬塚を逮捕した。
罪状は"機密漏えい罪、外患誘致罪"。法定刑は死刑である重罪だった。

しかし、犬塚は平然としていた。
なぜなら、犬塚は、この国、日本で戦争が起こるのを
知っていたからだった。
戦場と言うカオスの中で、美しくて汚い人間が瞬間的
に命を燃やす姿を記録に残すことが使命と感じる犬塚は、
戦場においてのみ、その能力を発揮するのだった。
「透明人間」となり、興味深い戦いを撮る為に…

取調室で、急速に透明になり、消えていく犬塚。

マジックミラー越しにみていた他の捜査官らが
あわてて、取調室に飛び込み、銃を向けるが、消えてしまう。

その直後、東京上空で、敵国からのミサイルが炸裂し、
戦場カメラマン犬塚が
"開戦なうww"とツイートがなされるシーンで終わる。

日本にミサイルを撃ち込んだのは、停戦中のU.S.N.?
それとも、
日本を敵視する、大漢共和国(中共+北朝鮮)どちら
であっても、犬塚が日本にいる以上、日本が主戦場である事には間違いない
だろう。
犬塚とは一体何者?人間?それとも人を超越した
特別な存在?傍観者であり、扇動者であり、
記録者である犬塚。ある意味、死神なんだろうなぁ。:戦争はなくならない