兵庫県三木市は17日、アルバイトの女性職員(35)が2015〜17年度、
公金など計約270万円を着服していた、と発表した。

市民らが支払った施設使用料や花火大会の出店料、職場の親睦会費で、
市によると、女性は11日に全額を返金し、自主退職した。市は刑事告訴も検討するという。

女性は市民協働課で出入金などを管理する庶務を担当。
7月に開かれた花火大会の決算で、出店料が口座に入金されていないことを不審に思った上司が
女性に確認したところ、着服を認めたという。
着服した理由について、市は「把握していない」と説明している。

女性は東日本大震災による原発事故を受け、福島県から同市に避難。
原発事故を巡る神戸地裁の集団訴訟で、原告副代表を務めている。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201710/0010651881.shtml