宮崎県警は18日までに、宮崎市の食堂で9月、店主の大西達夫さん(65)の遺体が見つかった事件に同市の末永幸一容疑者(62)が関与している疑いが強まったとして殺人容疑で逮捕状を取った。近く、車の窃盗容疑で逮捕、起訴された新潟県から移送する。

 捜査関係者によると、末永容疑者は店に出入りしていた客の一人とみられる。事件が発覚した9月9日午前から同12日午前にかけて大分県杵築市内で乗用車を盗んだ疑いで、同13日に新潟県警が逮捕。その後起訴されていた。

 事件は9月9日午前11時50分ごろに発覚。宮崎市江平東1丁目の「江平四ツ目食堂」を訪れた客が、調理場で頭部にアイスピックのようなものが刺さった状態で倒れている大西さんを見つけた。体には複数の切り傷などがあった。

 レジの引き出しが開き、紙幣がなかったことから宮崎県警は宮崎北署に捜査本部を設置し、強盗殺人事件として捜査していた。

配信2017.10.18 22:38更新
産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/171018/wst1710180075-n1.html