タイの国家統計局の家計調査によると、バンコクの一人あたりの家計収入は2011年には
1万バーツ以上の層が44.9%を占めていたのに対して、2015年には64.2%に増えた。
ttp://web.nso.go.th/en/survey/house_seco/household_main.htm
かりに収入の分布が中央値の含まれる階層で一様だったとすると、2011年の中央値は
約9368バーツ、2015年は約12423バーツと推測される。

別の統計をみるとその間消費者物価は約4.2%上昇しているが、それでも中央値の人の
1人あたり家計収入は実質で約27.3%増加していることになる。これがタイ経済の勢い
ということだろうか。

ちなみに日本の勤労者世帯の一人あたり家計の可処分所得(収入でなく)の中央値は、
2011年〜2015年の間に実質でだいたい4〜5%下がっている(家計調査)。水準は11万
円台〜12万円台くらいである。