青森県弘前市の弘前公園で赤や黄色のリンゴ約3万5000個を並べて浮世絵を描く「リンゴアート」が完成し、「弘前城菊と紅葉まつり」の開幕に合わせ、20日お披露目された。

 江戸時代の浮世絵師・東洲斎写楽の作品「三世大谷鬼次さんせいおおたにおにじの奴江戸兵衛やっこえどべえ」を、トキ、ひろさきふじ、つがるの3種類のリンゴを並べて描いたもので、大きさは縦約17メートル、横約9メートル。個々のリンゴの微妙な色の違いを生かし、髪の毛や肌、着物などを表現している。リンゴアートが盛んなフランスの技術者から指導を受け、市などが作成した。

 弘前城天守の隣で29日まで展示され、天気が良い日には、園内の展望デッキから、天守と作品、岩木山を一望できる。

2017年10月20日 11時57分
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