全国のご当地キャラが集まる「ご当地キャラ博in彦根2017」が21日、滋賀県彦根市で開かれた。約150体(主催者発表)が国宝・彦根城近くの会場で来場者と交流し、各地の魅力を発信。例年は2日間だが、今年は台風21号の接近で22日の中止が決まり、1日限定となった。

 今回は当初から昨年の約220体より規模を縮小して計画。さらに22日は衆院選の投開票日とも重なったため、中止が決まる前の時点でも、参加自治体職員の選挙業務に伴う人手不足で参加を見送ったり、21日だけの参加となったりしたキャラが11自治体の計12体に上っていた。

 キャラたちにとっては思わぬ試練となったが、ステージでは明るく踊りやパフォーマンスを披露。会場内には各キャラのブースが設けられ、特産品やグッズの販売でも地元をアピール。開幕直後のパレードでは地元・彦根市の「ひこにゃん」が曳山を模したステージに乗って登場する場面も設定された。

 08年から毎年開かれ、節目の10回目。通算約72万人が訪れた。〔共同〕

配信2017/10/21 11:30
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22546170R21C17A0AC1000/