2017年10月21日 14時0分 東スポWeb
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 目前に迫った衆院選(22日投開票)は自民党の圧勝ムードで、盛り上がりはひと息。急失速した「希望の党」小池百合子代表(65)は20日、民進党の前原誠司代表(55)と東京・錦糸町駅前で演説を行ったが、昨年の都知事選や7月の都議選のような“熱”は全く感じられなかった。対照的に余裕しゃくしゃくなのは安倍晋三首相(63)だ。この日、自由が丘駅前で若宮健嗣氏(56=東京5区)の応援演説に登場。11月に来日するドナルド・トランプ大統領(71)を首相として迎える気満々で「米国とは北朝鮮の拉致問題を解決することで一致している」とアピールした。

 そんな安倍氏を取り囲むように出現したのが、衆院選公示前から繰り広げられている「アンチ」と「シンパ」の対決だ。アンチはうやむやなままの森友・加計学園問題を追及し「まだ疑惑は晴れていない!」と声を上げる。

 一方の安倍シンパはネット上で「偏向報道」と批判されるテレビ朝日とTBSを名指しし「野党に投票を呼びかける番組を放送した」と抗議。アンチ集団と衝突し、口論になる場面もあった。

「アンチ、シンパともども、安倍首相の遊説予定を調べ、ツイッターなどのSNSで拡散。集合を呼びかける投稿が増えている。いまのところ暴力沙汰に発展したケースはないが、首相のSPはいつも以上に注意を払っている」(政界関係者)

 実はこの日も、本来ならば自由が丘駅で安倍氏の練り歩きが予定されていたが、直前で変更となって、下北沢駅前で道行く人と握手した。

「あらかじめ公表されている予定だと、アンチが動員をかけ、万が一の事態も考えられますからね。急きょ行った下北沢の練り歩きは無事に終わったそうです」(同)

 21日には“因縁の地”秋葉原駅前で安倍首相は最終演説を行う。7月には「安倍辞めろ」のアンチのヤジにブチ切れ「こんな人たちに負けるわけにはいかない」とやり返し、都議選の歴史的敗北につながった。当日はアンチ&シンパ集団が入り乱れる大混乱の場外戦が予想される。