前橋市都市計画部の男性課長(58)が中学校の同窓会の案内状を出すため、市民の個人情報を私的に閲覧したとして、市は24日、男性課長を減給100分の20(5カ月)の懲戒処分にしたと発表した。管理監督者責任があるとして都市計画部長を訓告処分にした。

 市によると、男性課長は同窓会幹事に頼まれ、7月7日午前11時ごろ、職場の照会システムで2人分のデータにアクセス。うち1人は市外に転出していたため住所を確認できず、男性1人分の住所を幹事に伝えた。

 男性課長は10年ほど前にも、同窓会のために照会システムを使用したことがあるという。

 職員課は「職員に服務規律の周知を徹底し、研修を通じて公務員としての自覚を促したい」としている。懲戒処分の内規では、市民の個人情報の目的外閲覧は減給か戒告と定めているという。

 照会システムは市民の名前、住所、性別、生年月日が確認でき、職員の約4割に使用権限が与えられている。

配信2017年10月25日(水) AM 06:00
上毛新聞ニュース
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