今月22日の衆議院選挙で落選した豊田真由子元議員がことし5月、当時政策秘書を務めていた50代の男性の頭を殴り、けがをさせたなどとして、警察は傷害と暴行の疑いで書類送検しました。事情聴取に対し元議員は「手は上げたが、頭を殴ったのではなく肩をたたいた」などと認識の違いを説明したということです。

書類送検されたのは豊田真由子元衆議院議員(43)です。捜査関係者によりますと、豊田元議員はことし5月、埼玉県朝霞市などを走行中の車内で、当時、政策秘書を務めていた50代の男性の頭を殴ったり背中を蹴ったりしてけがをさせたなどとして、傷害と暴行の疑いが持たれています。

豊田元議員は元秘書への暴行や暴言が週刊誌に報じられ、当時、所属していた自民党を離党し、被害届を受理した埼玉県警が元議員本人から任意で事情を聴くなどして捜査を進めてきました。

事情聴取に対し元議員は「手は上げたが、頭を殴ったのではなく肩をたたいた」などと認識の違いを説明したということです。検察は今後、処分について検討することにしています。

豊田元議員は厚生労働省の元官僚で、平成24年の衆議院選挙で埼玉4区に自民党から立候補して初当選し、文部科学政務官などを務め、今月22日の衆議院選挙に無所属で立候補して落選しました。

配信10月27日 12時14分
NHK NEWS WEB
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