産経ニュース2017.10.27 22:55
http://www.sankei.com/tokyo2020/news/171027/tko1710270002-n1.html

 2020年東京五輪開幕まで28日で1000日となり、東京都の小池百合子知事(希望の党代表)は27日の定例会見で「(安倍晋三政権を)選挙で批判したが、有権者の審判が下された。(大会成功に向け)これから、しっかり連携をとりたい」と語った。大会準備は輸送計画など実務的な課題を詰める段階に入っており、都庁内では衆院選のしこりは大きく影響しないとの見方がある一方、機運醸成に水を差すとの懸念もある。

 小池氏はパリ出張中に国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と会話を交わす機会があったことを明かし、「順調な準備について評価をいただいた」と強調。

 今月上旬にコーツ副会長から約1000億円のコスト削減目標を突きつけられたことについては、「これからの大きなテーマ。五輪・パラリンピックが持続可能であるというモデルを東京大会で示す必要がある」と述べた。

 希望代表として衆院選で全国を奔走したことにより、大会準備に遅れが出た可能性を報道陣から問われると、「選挙に関わることによる遅れが特段出ているというふうには考えていない」と否定した。