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10月28日 12時10分

奈良時代の聖武天皇ゆかりの宝物を展示する「正倉院展」が28日から奈良市で始まりました。

正倉院展は奈良市にある正倉院に収められている聖武天皇ゆかりの宝物などを公開する秋の恒例行事で、初日の28日、奈良国立博物館では開館前からおよそ1000人が列を作りました。

ことしは初めて展示される10件を含む58件が公開されています。
「緑瑠璃十二曲長坏」は濃い緑色のガラスのさかづきで、ゆるやかな曲面に植物の文様やうさぎの姿が施され、異国情緒を感じさせます。
初めて公開される「伎楽面 迦楼羅」は寺の儀式などで行われた仮面舞踊劇「伎楽」で使われた面で、「迦楼羅」は空想上の鳥を起源とする仏教の守護神だということです。

大阪から来た50代の女性は「正倉院展を見に来るのは3度目です。昔の技術や色使いなどに感動しました」と話していました。
正倉院展は来月13日まで開かれています。

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