http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171101/k10011206351000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003

11月1日 6時04分

今月、アメリカのトランプ大統領が来日するのを前に、東京の羽田空港では、爆発物などが仕掛けられないようコインロッカーを使用できなくするなどテロ対策を強化しています。

アメリカのトランプ大統領は今月5日から7日まで3日間の日程で来日する予定です。これを前に、1日22万人が利用する羽田空港のターミナルビルでは、爆発物などを仕掛けられないよう、およそ1100個あるコインロッカーを31日から順次、使用できなくする対策を始めています。

31日夜は担当の職員が、ロッカーに中身が残っていないか1つずつ確認したあと閉鎖し、代わりとなる荷物の一時預かり所の場所を記した紙をロッカーに貼っていきました。

羽田空港では今後、警備員の数を通常より増やして警戒に当たるほか、ゴミ箱も使えなくするなどして順次、テロ対策を強化していくということです。

去年3月には、ベルギー・ブリュッセルの空港などで起きた連続テロで32人が死亡したほか、去年6月には、トルコ・イスタンブールの空港でも自爆テロで45人が死亡するなど、空港を狙った犯行が相次いでいます。

ターミナルビルの運営会社の柴田浩一施設課長は「羽田空港も標的になる可能性があるので、警戒態勢を強化していきたい」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171101/K10011206351_1711010041_1711010604_01_02.jpg