神奈川・座間市のアパートから切断された男女9人の遺体が見つかった事件で、逮捕された男が自殺志願者の女性に、逮捕の直前「全財産をくれたら殺してあげる」と持ちかけていたことが新たにわかった。

白石容疑者とSNSで知り合った女性は「ずっと死にたい死にたいと言っていたら、彼(白石容疑者)が、『そんなに死ねないなら俺から殺してあげるよ』と。俺に全財産くれるんだったら、そんなに病んでいるんだったら、『お金くれるんだったら殺してあげるよ』と」と話した。

死体遺棄の疑いで、1日に送検された白石隆浩容疑者(27)の部屋からは、9人の遺体が見つかっていて、「9人全員殺害した」と供述している。

白石容疑者は、動機について、「金目的だった」と話していて、この女性が白石容疑者から話を持ちかけられたのは、事件発覚の直前だった。

白石容疑者は、複数のSNSのアカウントを使い分けていて、別の自殺志願者の女性に対しても、白石容疑者とみられるアカウントから2017年9月、「相武台前駅に首つりをするためだけに借りた部屋がある」、「ロフトつきでつる場所に困らず、間違いなく死ねます」などのメッセージが送信されていた。

警視庁は、押収した白石容疑者の携帯電話を解析するなど、被害者の身元確認につながるものはないか、調べを進めている。

配信11/03 12:38
FNNニュース
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00375360.html