2017年11月03日 20時24分
 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、政府は週明けにも、複数の新たな護岸建設に着手する方針を固めた。

この護岸建設が進めば、来年夏頃には埋め立て土砂の投入が可能となる。翁長おなが雄志たけし知事は、知事の許可権限などで対抗する構えだ。

 政府は4月25日、埋め立て区域北側で護岸建設を開始。現在、沖合約100メートルまで延びている。

 新たな護岸は埋め立て区域の南西側で、2か所同時に着手する予定だ。順調に進めば、半年ほどで埋め立て区域を堤防で囲い終わり、土砂投入の準備が整う。

 一方、南西側の埋め立て区域では希少なサンゴが見つかっている。埋め立てを行うには、県の漁業調整規則に基づき、知事の許可を得てサンゴを移植する必要があるため、防衛省沖縄防衛局は10月26日、サンゴの「特別採捕許可」を県に申請している。

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