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11月6日 16時40分

北朝鮮の国営メディアは、アメリカ軍が原子力空母3隻を参加させた訓練を計画しているとして、「戦争の火ぶたを切ろうとすることを示唆する極めて危険な事態だ」と非難し、アジア歴訪を通じて北朝鮮への圧力の強化を各国と協議する考えのトランプ政権に反発を強めています。

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は6日、アメリカのトランプ政権を非難する論評を掲載しました。

この中で、アメリカ海軍が西太平洋など第7艦隊の管轄する海域に原子力空母3隻を派遣していることについて、この空母3隻を参加させた訓練を計画しているとして、「戦争の火ぶたを切ろうとすることを示唆する極めて危険な事態だ」と非難しました。

そして、トランプ大統領について「アジア歴訪に核の戦略兵器を持参して威勢を張ろうとすることは笑止千万だ」としたうえで、「わが軍隊は核の宝剣でアメリカの戦争挑発を懲罰する万端の態勢を整えている」とけん制しました。

北朝鮮の国営メディアは5日もトランプ大統領を名指しで非難して「破滅を免れたいなら、むやみに口を開くな」と威嚇していて、アジア歴訪を通じて北朝鮮に対する圧力の強化を各国と協議する考えのトランプ政権に反発を強めています。