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11月7日 13時22分

小野寺防衛大臣は記者会見で、政府が沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に向けて新たな護岸工事に着手したことに対し沖縄県が中止を求めていることについて、懸念するようなサンゴへの影響はないとして工事を進める考えを示しました。

沖縄防衛局はアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に向けて、6日、埋め立て予定地の南西側で新たに2か所の護岸工事に着手しましたが、沖縄県は現場の海域で希少なサンゴが見つかったことなどから工事の中止を求めています。

これについて小野寺防衛大臣は閣議の後の記者会見で「工事の着手に先立って水の濁りや水温などの予測シミュレーションを行った結果、工事に伴うサンゴへの影響はなく、生息環境は維持されるとの結論が得られた。モニタリングをしっかり行い、工事の影響を確認しながら適切に工事を進めていきたい」と述べました。

そのうえで「国と沖縄県の間で意見の相違があることは十分承知している。地域の人たちに説明しながら辺野古への移設を進め、沖縄の負担軽減を実効ある形で進めていきたい」と述べ、移設に向けた工事を進める考えを示しました。

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