東京電力が福島第1原発への導入に向けて、実証試験を行う無人電気バス(東電提供)
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東京電力は7日、福島第1原発の構内で作業員を運ぶ無人運転の電気バスを運行すると発表した。8日から実証試験を行い、2018年春に本格運行を始める計画。現在は下請け企業ごとに運行している構内移動用のバスを一本化して効率化するとともに、運転要員が少なくなる夜間の運行本数を増やす狙いがある。

無人バスは全地球測位システム(GPS)で位置を認識し、あらかじめ決めたコースを自動運転する。カメラで他の車両や歩行者を検知し、衝突を防ぐ機能もある。
 
実証試験では緊急時にバスを止める担当者が同乗。作業員が被ばく線量計などを装備する入退域管理棟から、約1キロ離れた休憩所まで1日6〜7往復する。

配信(2017/11/07-20:47)
時事ドットコム
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