http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171108/k10011214961000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_020

11月8日 4時50分

先月、JR宇都宮線で架線をつり下げていた部品の腐食によって漏電が起き、長時間、電車が止まったトラブルを受けて、JR東日本は同じ部品が使われているおよそ13万か所について臨時の点検を始めました。

JR宇都宮線は先月23日、埼玉県久喜市内で起きた架線トラブルで停電し、およそ1900人の乗客が電車の中に閉じ込められるなど影響が広がり、平常運転に戻るまでに2日かかりました。

JR東日本は停電は架線をつり下げていた「がいし」と呼ばれる絶縁体の金属部分が腐食したことで起きたとしていますが、去年12月の定期点検では腐食の記録はありませんでした。

このためJR東日本は、一度点検した箇所を再度見直す必要があるとして、同じ「がいし」が使われていて最近交換した場所などを除く13万か所について、臨時の点検を始めました。

これまでの点検では、結果を書類に記入するだけでしたが、今回は部品の状態を正確に把握するため写真で撮影して確認するということで、JR東日本は今年度中にすべての点検を終えたいとしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171108/K10011214961_1711080027_1711080444_01_02.jpg