値下げしたほうが利益が出る場合はある。値上げが原因で客足が遠のくってのは簡単にわかるだろ。
マックの場合、200円より100円で売ったほうが一個あたりの利益でも100円の勝ちだった。いまは知らない。



なぜ、「100円マック」でも儲かるのか:マック式ファイナンス論 PRESIDENT 2007年10月1日号

「うちは薄利多売のビジネス」と原田CEOは断言する。それをマクドナルドが世に知らしめたのは、210円だったハンバーガーを100円に値下げした1994年のことだ。

100円という、半額以下の価格には、さすがに消費者が敏感に反応し、販売数量が爆発的に増加した。
1個当たりの固定費が、人件費2.3円、販管費3.7円など大幅に圧縮されたのだ。それが図の右の円グラフだ。

この結果、1個当たりの営業利益が12.9円から34.7円までなんと2.7倍に増加したのである。

「10人から10円ずつもらうのではなく、100人から1円ずつもらうのが、うちのビジネスのあり方。
年間、延べ14億人のお客様がマクドナルドに来店するが、1人から1円ずつ利益が増えれば、年間14億円の増益になる。
1円の差がビジネスを大きく左右する、それが薄利多売の強みでもあり怖さです。
1円の価値と14億円のスケール感を、同じように実感することができて、はじめて経営しているといえるのです」(原田CEO)

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