川崎市の住宅で大量の危険ドラッグを所持していたとして男女6人が
厚生労働省の麻薬取締部に逮捕されました。

麻薬取締部によりますと、
捜索で押収した危険ドラッグは原料の粉末を含めておよそ180キロと過去最大の押収量で、
販売価格にして30億円以上に上ると見られるということです。

逮捕されたのは、東京 世田谷区の無職、岩村学容疑者ら(50)6人です。

厚生労働省の麻薬取締部によりますと、
6人はことし9月、川崎市の住宅で指定薬物を含む危険ドラッグ20キロ余りを所持していたとして
医薬品・医療機器法違反の疑いが持たれています。

麻薬取締部がこの住宅などを捜索したところ、
およそ180キロの危険ドラッグの製品や原料の粉末のほか、原料と混ぜ合わせるハーブおよそ1.6トン、
それに製造の際、使用していたかくはん機や遠心分離器などが見つかったということです。

麻薬取締部によりますと、調べに対して岩村容疑者は容疑を認めたうえで
「3年前から販売し、この2年間は月に平均で2000万円稼いでいた」と供述しているということです。

麻薬取締部が摘発した事件では過去最大の押収量で、
押収した危険ドラッグは原料の粉末を含めて販売価格にして30億円以上に上ると見られるということです。

麻薬取締部は岩村容疑者らがインターネットで10億円以上を不正に売りさばいていたと見て、
販売ルートの解明などを進めることにしています。

以下ソース:NHK 11月9日 12時09分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171109/k10011217011000.html