冬の味覚、ベニズワイガニが多く水揚げされる富山県魚津市で、小学校の給食にカニが提供され、子どもたちがそれぞれ1匹丸ごと味わいました。

9日ベニズワイガニが提供されたのは富山県魚津市の経田小学校で、足を伸ばすと幅60センチほどにもなるゆでたベニズワイガニが、6年生の31人にそれぞれ1匹丸ごとふるまわれました。

地元特産の味に親しんでもらおうと市内の魚問屋や漁業者でつくる協議会などが4年前から行い、ベニズワイガニは富山湾でこの日とれたばかりだということです。

子どもたちは身を取り出そうと大きなカニと格闘し、関節を折り曲げるこつなどを教わりながら、新鮮な身や、かにみそを味わっていました。

子どもたちは、「まさか給食でカニが食べられるとは思っていませんでした」とか、「みんなと一緒のせいか、味が格別です」などと話していました。

「魚津紅ズワイ蟹普及推進協議会」の美谷隆一さんは、「9月の解禁以降、台風などの影響でしけが多く水揚げは少なかったのですが、ここにきて順調に増えています。特においしくなる旬の味を子どもたちに覚えてもらいたい」と話していました。

魚津市では今月、公立の小学校10校すべての6年生にベニズワイガニがふるまわれます。

配信11月9日 16時11分
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171109/k10011217391000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004