>>593
本来、クルアーンで直接禁止されてるのは、豚を食べることと飲酒。
後世、他の鳥獣の肉も、ムスリムが祈りを唱えて屠殺したものなければダメという考えが出てきた。
ここ数十年のイスラーム復興で、そういう拡大解釈がさらに広がってる。
いま、ハラールと言っているのは、豚やアルコール成分を含まないだけでなく、屠殺方法まで含めたムスリム向け食材。(ハラールという単語は、単に「許されている」(=禁じられたものでない)という形容詞。)

ムスリムでもどこまでそういうことにこだわるかは個人差あり。日本や欧米にいるときは、豚とアルコールが入ってなければ屠殺方法まで気にしない(それでも許されている筈だという解釈ね。)、というムスリムも多い。

もっと言えば、外国では、周囲のムスリムの眼を気にしなくていいので、おおっぴらではないが、ビールやワインを飲んじゃうムスリムも居る。

でも、豚は「不浄」と刷り込まれてるから気持ち悪く感じるそうで、わざわざ食べるやつはほとんどいない。
(いるとすれば、欧米で、ハムやソーセージを食べちゃうとかかな。俺の友達で、欧米のホテルの朝食でベーコンエッグは我慢できず食べちゃうと言ってるやついた。)

俺は親しいムスリムで宗教心薄そうなやつには、日本では、「ビール(ワイン)飲む?」と聞くときあるけど、豚は間違って食べないように気を遣ってやるな。