「介護疲れから将来を悲観した」 知的障害の長女を殺害 母親に懲役2年6カ月判決 福岡県
2017/11/10 18:50

知的障害がある長女を殺害した罪に問われた母親に対し、
福岡地裁小倉支部は懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、北九州市八幡西区の無職木野恵子被告(61)です。

判決によりますと、木野被告は今年3月、
自宅アパートの部屋で重度の知的障害がある当時36歳の長女の首をタオルで絞めて殺害しました。

10日の判決で、福岡地裁小倉支部の鈴嶋晋一裁判長は「長女への介護疲れから将来を悲観した」と指摘。

その上で「介護を手伝っていた元夫が突然協力しなくなり、酷に感じられるところもある。
しかし福祉サービスを受けることにより、追い詰められた状況を改善することは可能だった」
などと述べ、懲役5年の求刑に対し、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

テレビ西日本
http://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2017111000826