メイ氏がEU離脱の具体的な日時を明言したのは初めて。

 英議会下院は来週、EU離脱の際、現在施行されているEU法を英国の国内法に置き換える「撤廃法案」を審議する予定で、離脱日時は同法案の冒頭に明記されるという。

 メイ氏は、離脱を予定通り実行する決意を示したものとみられるが、離脱に向けたEUとの交渉は難航している。9〜10日、ブリュッセルで開かれた6回目の交渉会合は、最大の争点となっているEU予算の分担金問題を巡る溝が埋まらず、12月の通商協議入りは見通せない状況だ。

 EUのバルニエ首席交渉官は10日の記者会見で「英国からの具体的提案が必要だ。そうでなければ通商協議に進めない」と強調した。

2017年11月10日 21時58分
YOMIURI ONLINE
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