渡り鳥飛来 ミヤコドリとクロツラヘラサギ 博多湾
2017年11月11日 10時48分
https://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/national/article/372734/
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羽繕いをするクロツラヘラサギ=9日午後4時59分、福岡市東区の和白干潟
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黒と白のコントラストが特徴のミヤコドリ=9日午後5時24分、福岡市東区の和白干潟

 福岡市の博多湾にミヤコドリと、絶滅危惧種のクロツラヘラサギが今年も飛来している。市民団体「和白干潟を守る会」の山本廣子代表によると、現在計約30羽が羽を休めているという。

 ミヤコドリは体長約40センチで、長いくちばしと足が赤く、黒い体に白い腹部が特徴。繁殖地のカムチャツカ半島などからやってくる。

 黒い顔と長いヘラに似たくちばしが特徴のクロツラヘラサギは体長約75センチ。世界で3900羽程度しかおらず、朝鮮半島などで繁殖するとされる。

 どちらも例年4月ごろまで福岡など九州一円で過ごす。山本代表は「観察は干潮時が最適。双眼鏡を手に、期間限定で楽しめる鳥たちを眺めてほしい」と話している。

=2017/11/11 西日本新聞=