北海道で強風 屋根や看板などに被害相次ぐ けが人も
11月11日 18時52分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171111/k10011220401000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
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発達した低気圧の影響で北海道では、風が強い状態が続き、建物の屋根などに被害が相次いだほか、けが人も出ています。
このうち、札幌市東区では11日午後5時前にフィットネスクラブの看板が落下し、看板の一部が歩道を歩いていた女性の腰の辺りに当たったということです。警察によりますと、女性は腰に違和感を訴えて病院に運ばれたということです。

このほか留萌市や旭川市、深川市で、強風で住宅の玄関のガラスが割れて飛び散った破片でけがをしたり、風にあおられて転倒したりして、合わせて5人がけがをして、病院に搬送されました。消防によりますと、いずれもけがの程度は軽いということです。

道内各地の消防によりますと、各地で建物の屋根が飛ぶなどの被害が相次ぎ、これまでに合わせて320件余りの通報が寄せられています。

このうち留萌市では、3階建ての建物の壁が縦およそ2メートル横およそ8メートルにわたって剥がれ落ちました。建物の前の歩道には、剥がれ落ちた壁の破片や、壁についていた看板の一部が散乱しました。

また、小平町の道の駅の海岸沿いの駐車場で11日昼すぎに撮影された画像では、強風で波が駐車場まで押し寄せ、水につかっている様子が確認できます。車の中から撮影した男性によりますと、強風のため車が揺れるほどだったということです。道の駅の建物には浸水の被害はありませんでした。

道の駅の周辺の区間で通行止めになっていることから、観光客など10人以上が建物の中などで通行止めの解除を待っているということです。