<トランプ米大統領>ご機嫌外遊総括「習主席は毛沢東以上」
11/12(日) 8:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171112-00000003-mai-int

 【ハノイ高本耕太】アジア歴訪中のトランプ米大統領は11日、「APEC参加国首脳みんなと良い関係が築けた」と上機嫌に振り返り、印象に残る首脳会談の裏話を披露した。ASEAN首脳会議参加のためハノイに向かう大統領専用機内で記者団に語った。

 中でも絶賛されたのが8〜10日に訪問した中国の習近平国家主席。トランプ氏は「とても賢い人間。私は彼が好きだ」と述べ、「毛沢東以来の最強の指導者。毛より力を持っていると言う人もいる」と、建国者の毛沢東主席と比べて持ち上げた。また、北京滞在中に「連日、数時間ともに過ごした」と強調。巨額の対中貿易赤字については「私が解消する」とまで言い切った。

 安倍晋三首相からは、APEC首脳会議の会場で「あなたの訪問以降、日韓両国の関係がとても良好になった。日韓の間に真の絆が生まれている」と感謝されたというエピソードを紹介。「とても良かった」と応じたと語った。7日にソウルで開かれた韓国政府主催の晩さん会では、元慰安婦の女性を招待したり、日韓が領有権を争う「独島(竹島の韓国名)エビ」料理が提供されたり、日韓の対立を強調するようなもてなしがあったことは意に介していない様子だ。

 さらにロシアのプーチン大統領についてはAPECで「2、3回、短時間の会話をした」と立ち話程度だったことを認めたうえで「とても良い関係を築けると思った」と楽観的な見通しを語った。昨年の米大統領選へのロシア政府の介入についてプーチン氏が「絶対に選挙干渉はしていない」と発言。トランプ氏は「私は本当に信じる」と印象を語った。