【カイロ時事】イラン西部のイラク国境地帯を震源に、12日に起きたマグニチュード(M)7.3の大地震で、イランのメディアは13日、国内での死者が328人、負傷者は2500人以上に達したと伝えた。被害が大きかったケルマンシャー州などイラン西部は山間地域が多く、被災地に向かう道路が土砂崩れなどで寸断。一夜明けた13日も救援活動は遅れており、イラク側の犠牲者と合わせ、死傷者の数はさらに大きく増える恐れもある。

イラクのクルド系メディアによれば、イラク北部クルド人自治区でも少なくとも7人が死亡、300人が負傷し病院に搬送された。

米地質調査所(USGS)によると、イラン西部では大地震の後、M4以上の余震が断続的に続いている。れんがなどで造られた耐震性の低い建物や家屋が相次いで倒壊。被災地では停電や通信途絶が発生していると伝えられ、被害の全容は判明していない。イランの赤新月社は、被災者7万人以上が緊急の避難先を必要としていると指摘し、迅速な救援が必要だと訴えた。

イランのタスニム通信によると、ケルマンシャー州では救助隊員や機材が不足しており、各地でがれきの撤去などが進んでいない。このため依然がれきの下に取り残されている人々も少なくないとみられる。

震源地
https://www.jiji.com/news/kiji_photos/20171113ax05.jpg

配信(2017/11/13-17:51)
時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111300600&;g=int

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